第50回ＮＨＫ杯全国高等学校放送コンテスト千葉県大会
研究発表部門 研究要旨
及び
創作ドラマ部門 あらすじ集
おことわり:このあらすじ集の表現は、各校から提出されたデータを元にしています。
誤字・脱字などはご了承下さい。
また、転載はご遠慮下さい。
＜研究発表部門＞
拓殖大学紅陵高等学校 「照明技術の向上と編集の工夫」〜より良い撮影環境を目指して〜
【研究要旨】
私達はより良い照明技術と編集装置について調べました。
室内の照明の場合、部屋の白色蛍光灯に加え、さらに別の蛍光灯を被写体に照らせば明るく見やすい撮影ができ、
室外では銀ではなく白い大きな紙を太陽と反対向きにかざせば被写体の逆光による影を無くすことができることが判明。
そこでこのことを利用し蛍光灯を使った照明機具を作ることにしました。
編集技術が乏しい私達は誰にでもできる簡易編集装置を作ることに成功しました。
＜創作ラジオドラマ部門＞
千葉県立長生高等学校 「LEVEL」【あらすじ】流通経済大学付属柏高等学校 「消える存在、消えない夢」
ゲームの中の世界。勇者のカイ、魔法使いのソラ、剣士のリクは、この世界で最低最強最悪の魔王マッチャロを倒すため、旅をしている。 が、レベル８２であるカイはレベル8のソラを足手まといに感じている。 そんなある日、泊まった宿を魔王マッチャロが襲い、カイとリクはマッチャロを倒そうとするが、早々とやられてしまう 。だが、ソラは偶然究極高等魔法を使えるようになり、マッチャロを倒す。 そしてカイはレベル8というだけでソラを見下していたことを反省し、数字だけで人を判断するのはやめようと決意する。 が、実はマッチャロとソラは昔からの知り合いで、マッチャロがソラに倒されるというのは二人で仕組んだことだった…。
【あらすじ】成田高等学校 「君がくれたもの」
四月に新入部員が入らずに、二年生の西端香織、吉田賢一、愛川みゆの三人で活動していた放送部に、九月、一年生の武田彩希が現れた。 三人は、彩希の言葉に疑問を感じながらも、温かく迎え入れた。 一ヵ月後に文化祭を控えている彼らは、連日のように夜遅くまで作業をしていた。そんな時、彩希から夕食の誘いがあった。 彩希の母は三人にとって理想の母親だったが、またしても彩希の言葉が引っかかっていた。 文化祭の十日前、準備もほぼ終わり、微調整に入ろうとしていたが、夜遅くなってしまったので帰ることにした。 帰り際に彩希は意味深な言葉を残し、去っていった。それから一週間、彩希は一度も部活に顔を出すことはなかった。 文化祭まであと三日となり、心配になった三人は、彩希のことを聞き込みに行くことに。しかし、誰も彩希のことを知らなかった。 彩希の母親だった人も…。すべては謎に包まれたまま、三人は彩希の分までがんばることを誓った。そして…
【あらすじ】昭和学院高等学校 「後ろの正面だぁれ？」
この物語の主人公「カオリ」は、ある事故がきっかけで目が見えなくなってしまいます。
このドラマの世界は、カオリが感じている世界そのもの。 カオリと一緒に、カオリの気持ちになって考え、皆さんに感じてほしいものは、 たった一つの『大切なこと』。誰もが気づいているようで、実は気づいていないことが多い この『大切なこと』を、カオリは様々な苦悩を通じて悟るのです。 親友のよっちゃん、お母さん、そして劇中に登場する子ネコのおかげで、『大切なこと』を学んだカオリ。 このドラマを聞いた後に、少しでも『大切なこと』を再確認していただけたら、と思います。
【あらすじ】千葉県立千葉西高等学校 「わたしの歩む道」
ある所に、「カゴメ」という少女がいました。その子はいつも声のことでいじめられていました。
ある日、そんな「カゴメ」の前に現れたラジオ。しかし、実はそのラジオには秘密がありました。「カゴメ」の運命はいかに!?
【あらすじ】東海大学付属浦安高等学校「空気の無くなる日・超異常気象」
高校３年生の真は、進路について悩んでいた。今までは大学に行くために勉強していたが、 だんだん自信がなくなり、ついには大学進学を諦めようとした。 だがそれに真のは八は猛反対する。「あなたのために反対しているの」と母は言うが、真にはそれがどうしてなのかわからない。 「自分の意志で決めたのに、何が悪いのだ！」と怒った真は、「大学に行かなかった母さんに何がわかるの。」と母に対してひど いことを言ってしまう。 そんなまことに怪しい商人が現れ、不思議な小箱でも真を３０年ほど前にタイムスリップさせてしまった。 そこで真が見たものは、大学に行きたがる高校生時代の母とそれに反対する祖母の姿だった。 予想外だった母の学生時代に驚きながら、誠はさっき母が怒って反対していた理由を、理解していくのであった。
【あらすじ】
勘助は、どこにでもいる普通の高校生。今日もいつも通りに学校に行こうとしましたが、テレビの天気予報を見てびっくり。 なんと空気が無くなるというのです。それも明日。 勘助は友達のミユキに急いで電話をかけました。どこの家でもこの天気予報のことで大騒ぎのようです。 学校も午前中授業だけで、あとは明日まで自宅待機。 あの天気予報は本当らしい。そう思った勘助はミユキと田中と三人で、どうやって酸素を多くたくわえておくか考え始めました。 その時、警報が鳴り響きました。化学実験室に侵入者が入り、二酸化マンガンと過酸化水素水を盗んで逃げ出したのです。 逃げるときに放火されたので、学校は火の海、どんどん酸素が減っていきます。 田中は酸素の浪費を食い止めるために火を消しに行きますが、他の三人は行こうとせずに家に帰りました。 ――そして翌日。空気は、無くなってはいなかったのです。千葉県立船橋高等学校 「Ｍｙ Ｐａｃｅ」
【あらすじ】拓殖大学紅陵高等学校 「勇気の魔法」
主人公未来とその友人今日子の通う高校では効率化を徹底させるため、生徒にタイマーを所持することを義務づけている。 怠け者だった未来はタイマーによって毎日がスムーズに進むことを喜んでいるが、 友人今日子は行動のすべてを管理するタイマーに戸惑いを隠せないでいる。 そんな折、今日子が倒れた。タイマーによる行き過ぎた管理生活が原因であった。倒れた今日子を目の当たりにして、タイマーの存在に疑問を抱き始める未来。だが、完全に依存していたタイマーを捨てることもできない。そこに、タイマーを持たない奇特な存在であるクラスメートの吉田が『マイペースで』とアドバイスをする。 それでもなお決心の着かない未来だが、再びマイペースで頑張り始めた今日子の姿を見てタイマーと共に、 自分なりのペースで頑張っていこうと決意する。【あらすじ】
高校２年生である孝之は、友達を作ることを拒絶していた。それは自分が飼っていた犬が死んでしまい、それ以来友達を失うのを恐れてしまったからだった。 そんな孝之は、ある日魔術師に出会う。魔術師は孝之に三日間誰とも話さず、手助けをしなければ、孝之の願いである『孤独』をあたえることを約束する。次の日から、何度もクラスメイトの誘いを無視し続ける。孝之は今までの生活とあまり変わらずにいた。 学校の帰り道、孝之は幼なじみの義彦とペットの犬のレンと出会う。その日以来、孝之は本当にこのままでいいのだろうかと思いはじめる。一度は望んだ願いが間違っているのではないのかと感じ始める。 次の日、レンがいなくなってしまうという事件がおきる。クラスメイトは孝之に助けを求めるが、はたして孝之の答えは……。そして魔術師の真の意味とは。千葉県立姉崎高等学校 「視点」
【あらすじ】
姉崎高校の放送室に飾られた一輪のバラ。間に合わせのコーヒーカップに入れながらも、バラは幸せいっぱいでした。皆が見てくれる。ほめてもらえる・・と思ったのもつかの間、ほめ言葉もそこそこに皆帰ってしまいました。 日がかわり、やってきた委員の態度はそっけないもので、どんなにバラが話しかけてもアピールしても気がついてくれませんでした。三日目、バラは必死に関心を取り戻そうと言葉を続けますが、誰一人気付かず目もくれません。 さすがに落ち込みましが、自分を育ててくれたバラ園の園長さんの優しい言葉を思い出し、新たなやる気で燃え始めたその時、バラは絶対的なピンチに陥ってしまったのです。 その後、結局は水ももらえず忘れ去られたバラは、水と二酸化炭素の不足で枯れ果て、ゴミとして捨てられてしまいました。千葉県立木更津高等学校 「嗚呼、美しきかな我が国語」
【あらすじ】
ゆかは世間一般でいうギャルである。毎日だらだらと、それでも楽しく学校に通っている。 そんなとき、若者をはじめとした国民が、乱れた日本語を使うことに頭を悩ます政府は、日本の伝統を取り戻すためにも、『古語復古法』を制定する。すると、学校では教師も友人も当たり前のように古語を使っていた。 友人達のからかいを真にうけ、自分の言葉が汚いということを重大にうけとめるゆか。 次の日、古語復古法は廃止される。 昨日のことは友人のからかいであったことを知り、ゆかはまた元の乱れた言葉を使う生活に戻るが、ゆかの中では確実に乱れた言葉に対する疑問が生まれていた。千葉県立佐倉高等学校 「光と陰」
【あらすじ】
葉子は受験真っ只中の高校３年生。姉が合格した東大を目指して毎日勉強している。 葉子の姉は世界的に有名な医者で葉子と同じ高校だったこともあり、葉子の周には常に姉の話がとびかっている。その姉を越えるためにやっきになり、自分を見失いかけていく葉子。 そんな中、しばらく家を留守にしていた姉が、久しぶりに家に帰って来た・。
＜創作テレビドラマ部門＞
千葉県立長生高等学校 「Ｌｕｃｋｙ Ｓｔｒｉｋｅ」【あらすじ】
ある日、峯蔵は帰り道で倒れている少年と出会う。少年は運を調節しているという。運を売ってしまった彼女は、調子に乗って文化祭の準備で作った着ぐるみに頭を突っ込み取れなくなってしまう。 しかし、そのせいで憧れの男の子に介抱されてラッキーと思った矢先、その男の子が峯蔵の所為で階段から落ちてしまう。自分のせいで周りの人間まで不幸になったと感じた彼女は屋上へ向かう。そこにはあの時の少年がいた。峯蔵は運を返してくれるよう頼むが少年が拒み、言い争いになる。峯蔵の脳天に直撃。よろけて屋上から落ちてしまう。少年が運を返すことで無事助かった彼女。 ”運も実力のうちですよ”と言い残し、姿を消した少年。マットに落ち、助かった彼女は憧れの彼から思いがけない言葉も聞くことになった。すると、空から一枚の福引券。 旅行を当てた二人。ハワイに向かう途中、ふとあの少年のことを思いだす。千葉県立鎌ヶ谷高等学校 「机の穴」
【あらすじ】
親の仕事の都合で、福岡から千葉に引越してきた知絵。おとなしく、人見知りが激しいので両親は心配していた。 案の定、知絵はなかなか新しい環境に馴染めず、恥ずかしがって友達に声をかけられずにいた。 そうこうする内に十日程過ぎたある日、いつまで経ってもなかなか友達が出来ずにいる知絵を、見るに見かねた先生は、 放課後こっそり知絵の机をある不思議な机と取り替える。その机には穴が開いていて、穴の中にはなんともう一つの世界が…!! 知絵はその不思議な世界を通して、自分から行動する事で得られる喜び、達成感などを知り、自分から行動する事の大切さに気づく。成田高等学校 「魔法使いと女の子」
【あらすじ】
農家の一人息子であるユースケは、畑仕事や野菜の世話をするのが大好きな少年。学校から帰ると畑に直行し植物たちと時間を共にするのが彼の日課でした。こんな日常がずっと続けばいい――そう願っていた矢先、不景気のためユースケ家の農地売却が決定されました。ユースケ高校三年の初夏のことです。 大切なものを失うユースケ。そんな折、幼なじみのユカが重い病気で倒れてしまいます。ユカは手術を怖がり、拒否してしまう。もう大切なものを失いたくないユースケは必死に説得しますが、逆効果。ユカは、見えない未来へのどうしようもない不安を、絵本の中の‘魔法使い’に重ねます。魔法が使えない魔法使いに…現代社会の中で私達は様々なフラストレーションを抱えながら生きています。そんな時、人は現実逃避に陥りやすい。けれど結局は自分の力で立ち上がり歩いてゆかなくてはいけない。今の私達の姿を主人公２人に託します昭和学院高校 「You can do it！」
【あらすじ】
親の反対で夢をあきらめかけていた透子。ある日、そんな透子の前に堕天使・聖(ひじり)があらわれた。はじめは信用していなかったものの、透子は不思議なことに聖に心を開いていった。そんなある日、透子は聖に自分の密かに抱いていた夢を打ち明けた。 そして云った。『自由になりたいな』。すると、どうしてか、聖の態度が激変。ひどい事を云われ喧嘩して聖をひっぱたいてしまった。その上、親友レイナにも、聖に近づくなと忠告されたが、透子は聖に謝りたくなり夢を打ち明けた場所と同じ屋上に向かった。そこには、聖がいた。 透子と聖が和解していると、レイナが入り込んできた。そこで透子は、聖が人間ではない事を知る・・・。渋谷教育学園幕張高等学校 「遠くて近いもの」
【あらすじ】
優作がゆかと付き合い始めて半年……。 以前はゆかがそばで笑っているだけで良かった。 しかし今、優作は皆と同じような付き合い方に視線を向けるようになった。 周囲と足並みを揃えようと、ゆかにネクタイを渡す決心をした優作だが、現在の優作に違和感を持つゆかは受取りを断ってしまう。 優作はゆかの態度に悩むが、原因が自分の変化だということに気付かず、さらに「普通」というものを追求していく。 なんとかお互いの距離を縮めようと、デートに誘うが逆効果。 優作が焦れば焦るほど、ゆかはますます遠ざかっていく。 途方にくれた優作は、信頼する先輩、陽祐に全てをうちあけ、そこで大きな疑問をなげかけられる。 ー普通とは何かー 優作は、ゆかと付き合い始めた当時の場面を思い出した。 自分らしさというものを見つけた優作は、翌日、飾気一つないありのままの自分を示すため、ゆかを追いかける。千葉県立船橋高等学校 「これから・・・」
【あらすじ】
高校３年生の優美は、声優を目指している。その夢を叶えるために、何度もオーディションを受けたり、進路も専門学校に決めた。 ある日親友の香奈が実は自分も声優を目指しているんだということを打ち明ける。 今まで、勉強においても運動においても香奈に勝てなかった優美は、今回も勝てないと思いショックを受ける。そんな矢先、以前受けたのオーディションの不合格通知が届く。夢に対する自信が打ち砕かれ優美は香奈に八つ当たりをしてしまう。 しばらく口をきけない日々が続き、自分はどうしてこんなに自信を持てないのかどうして一緒に頑張れないのかと悩む。そんな中、アナウンサーに合格した先輩が訪ねて来た。優美は先輩の言葉を聞き、今までの自分を振り返り、大切なことに気付く。